親と結婚と孫と。。。
結婚を考える時、親の期待や願いが
重くのしかかる場面もあるかもしれませんね。
「孫の顔を見せたい」「家族を喜ばせたい」
という気持ちは親孝行の一つとして尊いものです。
しかし、結婚の本質は何よりも
自分とパートナーが幸せになることにあります。
結婚は親のためではなく、
自分とパートナーの幸せのため
ということを第一に考えてほしい
と私は婚活の皆さんにお伝えしています。
これまでも
親を喜ばせたいという大義名分
に縛られてしまっている方を多数見てきました。
縛られてるわけ訳じゃない
とおっしゃるかもしれませんね。
では、思い込んでしまっている
とでもいうのでしょうか
なぜ子供が欲しいのか
なぜ親を喜ばせたいのか
孫が親にとって最大の喜びなのか
それらをあらためて考えてみましょう
子供が走り回るお庭
子供の笑い声がするリビング
などの映像は
幸せな家庭の典型的な光景のように
ドラマやテレビなのでも描かれると思いますが
幸せな家庭に子供は必要不可欠
というわけではないですよね。
夫婦ふたりだけで楽しい毎日を送っている家庭は
たくさんありますし、
最初から子供は作らないと決めているカップルも
あります。
子供がいてもいなくても考えてほしいのは
「どう生きていきたいか」
「どんな気持ちの毎日を送っていきたいか」
「どんな人生にしたいか」
ではないでしょうか。
また、親を喜ばせたい
と思う時、その裏側に
「親に認めてもらいたい」
という思いがある人がいます。
例えば
「よくやった!」
「これでお前も一人前だね」
などの親からの認証印がほしいのです。
親に孫をプレゼントできることで
自分自身の価値が再上昇するような気がするのではないでしょうか。
親に孫を・・・
親のために・・・
と強くこだわっている人に時折
そこにこだわらなければならない何か
が親子関係の背景にある場合が
見られるのも確かではあります。
何かは人それぞれではあります。
親の期待に応えることが悪いわけではありません。
でも本質的な「親の期待」ってなんでしょう・・・
親は、自分の子が
どんな仕事をしていても
どこに住んでいても
どんな人と結婚しても
それが親の希望に叶っていなくても
結局最終的には
にこにこと毎日を過ごしてくれればそれでいいのです。
子供が、笑顔の多い楽しい人生を送ってくれたら
最終的に親はそれが幸せなのですね。
ただ高齢の親たちは、
自分たち親が亡くなったら
うちの息子(娘)はずーっと独りなんだろうか
誰か一緒に暮らしてくれる人がいたら安心なんだけど
と心配になるとは思います。
なので高齢の親御さんは特に
「いつまで独りでいるんだろう」
「早く結婚してくれたらな」
という心配の思いの象徴として
「孫の顔が見たい」
という言葉で、息子(娘)の背中を押そうと
するのではないでしょうか。
結婚生活という船の舵取りは
あなたとパートナーです。
親は船に一緒に乗り込みはしません。
港で手を振りあなたの出航を見送るのです。
無事な人生の航海を願って。。。
孫という乗組員が出来たらそれもよし
出来なくてもそれもよし
なんです
だってあなたとパートナーの船なんですから
結婚は「自分の人生の選択」
親のためというスタンスを重視すると、
自分の幸せとは、パートナーにとっての幸せとは
が見えなくなってしまうことになりやすいです。
親はどうでもいいということではありません
結婚しあなたが最優先に幸せにしてあげるべくは
まずはパートナーです
幸せな家庭を築くには、
まず「どんな人生を送りたいか」をしっかり考えることが大切です。